2013年初頭の解体騒動からてんやわんやありまして真岡に嫁ぐことになった静岡の城北公園のD51146号機。
幼いころからよく見に行っていた蒸気機関車で、解体騒動以後の整備にも携わらせてもらい自分にとって大変思い入れの強い蒸気機関車。
2015年9月にトレーラーで静岡の地を旅立っていきましたが、11月末に無事整備が完了し、真岡SLフェスタに合わせてお披露目式典が開かれるということで行ってまいりました。
11月28日
28日夜。はるばる浜松駅まで来ました。ここから深夜バスに乗り東京へ出てそこから真岡を目指します。
(深夜バスを使わないと譲渡式典開始間に合わなかったため)
栃木とは逆方向じゃないかって?そうなんです。
本当は静岡駅から深夜バスに乗ろうとしたんですけどね、出発2週間前の時点で満席で取れなかったんですよ(
なんとか浜松発のやつがとれたのでそれで向かうことになり、浜松駅まで出てきたわけです。
家康くんのモザイカルチャー
表情と照明の当て方が相まってこの時間だと完全にホラーです。ゆるくない(
この時期恒例の球体イルミネーション。めっちゃきれいだった。
ただついてるだけじゃなくてアニメーションみたいに点滅します。
バスターミナル到着。今回お世話になるのは遠鉄の深夜高速バス「eLineR(イーライナー)」
人生初の4列シートの深夜バスです。
まだ到着まで時間があるので路線バス撮影。遠鉄の富士重7E
同じく遠鉄のエアロスター
遠鉄は静鉄バスと違って幕車も結構残っている印象。
寒いのでいったん待合室へ。
まあ23時半までなのでずっとは入れませんでしたけどね(バスの発車は23時59分)
待合室終了の時間になったので外へ。寒い(
今度は深夜バスや回送バスを撮影します。
なんかきたこれ。二階建ての深夜バスだと・・・(初めて見た人)
ちなみに三宮行き。結構長距離。
そして自分の乗る主役登場
これに乗って品川を目指します。
耳栓とかアイマスクとか装備もばっちり。それでは行ってきます。
11月29日
おはよーございます。品川バスターミナル到着です。
なんだかんだで爆睡してなんとか勝利。お尻の肉が取れる夢とかも見ませんでしたよw
身体の節々は若干痛かったけど。
九州行ったときに道路状況の関係で1時間近く遅れたので、今回もある程度の遅れを覚悟していたんですが、送れどころか15分以上の早着でした(
ここから品川駅まで歩きます。寒い。
品川のポスト。まさかのクモユニ74
ここからはひたすら進んでくだけです。
道中、久しぶりに107系を見る。
日光のは消えたけどこっちはまだまだ元気です。足回り165系なのにねぇ。
水戸線。真岡鉄道の始点である下館へはこれで向かいます。
ちょっと前まで415系のイメージでしたが2015年春からその置き換えでE531系が定期運用で入るようになったそうで。
この電車の中で静岡で一緒にD51の整備を手伝っていた方と合流。
駄弁りながら下館へ向かいます。
下館到着
ここから真岡鉄道へ。オデコに2灯のモオカ14初期車でした。最後の富士重工製の鉄道車両ですね。
真岡駅到着。
この日のSLもおか号運用に就くC11が準備中でした。
で、真岡駅のキューロク館横には・・・いました。D51146。
式典に備えナンバーはいったんカバーがかけられています。
ボイラー下のカバーが外されたので静岡の時とは顔の印象が変わりました。
個人的にはこっちの方がD51っぽくて好き。
キューロクとの並び(無理やり)
どちらも北海道型の無骨な姿です。
式典まではまだ時間があったので適当に撮影タイム。
モオカ14後期車。新潟トランシスではなく日本車両製です。
SLもおか号の回送列車が発車していきました。DE10を先頭に下館へ向かいます。
真岡のC11って大鐵のC11より汽笛の音が大きいなぁ。大鐵の音に慣れててもビックリするw
で、まあいよいよD51146譲渡式典なわけですが、マスコミ関係者以外は後ろの方しか入っちゃダメということで結構後ろに下がる羽目に。
まあこんな感じでロクに見えませんでしたね、はい(
内容としては静岡市長、真岡市長、地元の議員の挨拶、静岡の保存会の会長と解体の際に真っ先に声を上げて動いた方へのナンバープレート(静岡時代につけていたもの)の贈呈などの後、テープカットとなりました。
テープカットの瞬間。
ヘッドライトが付き、煙もあがり、汽笛も鳴り・・・泣きそうになりましたね。ホントに。
静岡時代にも可能な限り劣化を防ぐように整備してきましたが、さらにきれいになって、
まさかライトや煙までやっちゃうとは・・・
汽笛の音は静岡の出発式で聞いた音と同じ。ヘタにチューニングはいじらないでくれたみたいです。
これも個人的には結構嬉しい。
式典終了後、一般公開へ。
ライトは点いたまま、時々煙も上げてくれました。どうやら煙は舞台用の発煙装置を積んでるみたいです。
静岡の保存メンバーが静岡での出発式の際に付けた花輪を持参したのでつけさせてもらいました。
ほんまに綺麗になりやがって・・・うれしいなぁ
D51周辺は大混雑ということでしばらく後で見に行くことに。
色々露店やイベントがあるので楽しみますw
で、夕方
人もだいぶはけたのでじっくり見ていくことに。
ヘッドライトとかはイベントの際にこのように外付けバッテリーで電源供給するようです。
説明看板。かなり立派なのが作られました。
側面も含め、ナンバープレートは新造です。
真鍮部分は徹底的に磨きだされてますねぇ
区名札には静岡の時に刺さっていたやつがそのまま残されました。これも結構嬉しい。
静岡の時に個人的に結構腐食が気になってた場所の1つである運転室雨どい付近は板金とアルミテープ?で補修されていました。
運転室内。
静岡時代と変わらないきれいな状態です。一部ハンドルや計器は磨きだされて金色に光っています。
静岡時代はここに現役時代からのボイラー検査証が入っていたのですが盗難防止のためか抜かれています。
たぶん別途保管されているかと。
腐食の激しかった炭水車もこのようにきれいになりました。
運転室の座席もあらたにクッションとモケットが貼りなおされています。
全体として本当にきれいに補修&整備されててマジでびっくりしました。
キューロク館の方に行くとイルミネーションが点灯中。
この日はイルミネーションSLが走るためそれに花を添える形ですね。
真岡のイルミネーションSLは公園の静態保存機とかにありがちな冬場のイルミネーション装飾をなんと動態のC12でやってしまうなかなかにぶっ飛んだ企画。
飾るだけでなくそれで列車を牽いて走ってしまうわけですからすごいw
大鐵のトーマスと同じく、人によっては思うことのあるマニアもいるでしょうけど、やっぱりどこの鉄道会社も「ただSLを走らせるだけでは人は来ない」時代ということで個性的な企画をばんばん打ち出してるなぁと。
こういう個性は個人的には大歓迎。
そんなこんなしているうちにSLもおか号の回送が戻ってきました。
この回送列車も普通に客扱いしてます。
DE10+50系客車というこの列車もたぶんここでしか乗れない。
C11はぶらさがってるだけw
ホームに到着後普通列車をいかせます。
その後入換開始。イルミネーション仕様のC12にバトンタッチしてC11は入庫です。
ヘッドライトをつけた2台のSL。いやぁ良いですねぇ
時間も時間なのでこの辺で撤退。イルミネーションC12もちょっと見たかったけど仕方ない。
帰りはひたすら在来線で下って東京から新幹線。翌日仕事だしこれで帰らないと朝がきついのだ(
てなわけで静岡にトンボ帰りでしたw
改めてお会いした皆様おつかれさまでした!ありがとうございましたー
自分が物心ついたころ、鉄道に興味を持ったころから大井川鐵道のSLと並んで自分の身近にあった蒸気機関車。
自治体側による一方的な解体宣言からなんとか出来ないかと色々あって、解体がいったん凍結となったその中でお掃除会をきっかけに静岡にいる残りの期間の間でしたが整備のお手伝いをすることになり。
その後も本当に色々ありましたが、自分の鉄道好きのキッカケのこの機関車が解体を逃れ安住の地を見つけたことは素直に心の底から嬉しいです。
場所は遠くなってしまいましたが、また会いに行きたい。
静岡でこの機関車を見てきた1人として。
真岡の皆さん、D51146のことをよろしくお願いします。可愛がってやってくださいッ
幼いころからよく見に行っていた蒸気機関車で、解体騒動以後の整備にも携わらせてもらい自分にとって大変思い入れの強い蒸気機関車。
2015年9月にトレーラーで静岡の地を旅立っていきましたが、11月末に無事整備が完了し、真岡SLフェスタに合わせてお披露目式典が開かれるということで行ってまいりました。
11月28日
28日夜。はるばる浜松駅まで来ました。ここから深夜バスに乗り東京へ出てそこから真岡を目指します。
(深夜バスを使わないと譲渡式典開始間に合わなかったため)
栃木とは逆方向じゃないかって?そうなんです。
本当は静岡駅から深夜バスに乗ろうとしたんですけどね、出発2週間前の時点で満席で取れなかったんですよ(
なんとか浜松発のやつがとれたのでそれで向かうことになり、浜松駅まで出てきたわけです。
家康くんのモザイカルチャー
表情と照明の当て方が相まってこの時間だと完全にホラーです。ゆるくない(
この時期恒例の球体イルミネーション。めっちゃきれいだった。
ただついてるだけじゃなくてアニメーションみたいに点滅します。
バスターミナル到着。今回お世話になるのは遠鉄の深夜高速バス「eLineR(イーライナー)」
人生初の4列シートの深夜バスです。
まだ到着まで時間があるので路線バス撮影。遠鉄の富士重7E
同じく遠鉄のエアロスター
遠鉄は静鉄バスと違って幕車も結構残っている印象。
寒いのでいったん待合室へ。
まあ23時半までなのでずっとは入れませんでしたけどね(バスの発車は23時59分)
待合室終了の時間になったので外へ。寒い(
今度は深夜バスや回送バスを撮影します。
なんかきたこれ。二階建ての深夜バスだと・・・(初めて見た人)
ちなみに三宮行き。結構長距離。
そして自分の乗る主役登場
これに乗って品川を目指します。
耳栓とかアイマスクとか装備もばっちり。それでは行ってきます。
11月29日
おはよーございます。品川バスターミナル到着です。
なんだかんだで爆睡してなんとか勝利。お尻の肉が取れる夢とかも見ませんでしたよw
身体の節々は若干痛かったけど。
九州行ったときに道路状況の関係で1時間近く遅れたので、今回もある程度の遅れを覚悟していたんですが、送れどころか15分以上の早着でした(
ここから品川駅まで歩きます。寒い。
品川のポスト。まさかのクモユニ74
ここからはひたすら進んでくだけです。
道中、久しぶりに107系を見る。
日光のは消えたけどこっちはまだまだ元気です。足回り165系なのにねぇ。
水戸線。真岡鉄道の始点である下館へはこれで向かいます。
ちょっと前まで415系のイメージでしたが2015年春からその置き換えでE531系が定期運用で入るようになったそうで。
この電車の中で静岡で一緒にD51の整備を手伝っていた方と合流。
駄弁りながら下館へ向かいます。
下館到着
ここから真岡鉄道へ。オデコに2灯のモオカ14初期車でした。最後の富士重工製の鉄道車両ですね。
真岡駅到着。
この日のSLもおか号運用に就くC11が準備中でした。
で、真岡駅のキューロク館横には・・・いました。D51146。
式典に備えナンバーはいったんカバーがかけられています。
ボイラー下のカバーが外されたので静岡の時とは顔の印象が変わりました。
個人的にはこっちの方がD51っぽくて好き。
キューロクとの並び(無理やり)
どちらも北海道型の無骨な姿です。
式典まではまだ時間があったので適当に撮影タイム。
モオカ14後期車。新潟トランシスではなく日本車両製です。
SLもおか号の回送列車が発車していきました。DE10を先頭に下館へ向かいます。
真岡のC11って大鐵のC11より汽笛の音が大きいなぁ。大鐵の音に慣れててもビックリするw
で、まあいよいよD51146譲渡式典なわけですが、マスコミ関係者以外は後ろの方しか入っちゃダメということで結構後ろに下がる羽目に。
まあこんな感じでロクに見えませんでしたね、はい(
内容としては静岡市長、真岡市長、地元の議員の挨拶、静岡の保存会の会長と解体の際に真っ先に声を上げて動いた方へのナンバープレート(静岡時代につけていたもの)の贈呈などの後、テープカットとなりました。
テープカットの瞬間。
ヘッドライトが付き、煙もあがり、汽笛も鳴り・・・泣きそうになりましたね。ホントに。
静岡時代にも可能な限り劣化を防ぐように整備してきましたが、さらにきれいになって、
まさかライトや煙までやっちゃうとは・・・
汽笛の音は静岡の出発式で聞いた音と同じ。ヘタにチューニングはいじらないでくれたみたいです。
これも個人的には結構嬉しい。
式典終了後、一般公開へ。
ライトは点いたまま、時々煙も上げてくれました。どうやら煙は舞台用の発煙装置を積んでるみたいです。
静岡の保存メンバーが静岡での出発式の際に付けた花輪を持参したのでつけさせてもらいました。
ほんまに綺麗になりやがって・・・うれしいなぁ
D51周辺は大混雑ということでしばらく後で見に行くことに。
色々露店やイベントがあるので楽しみますw
で、夕方
人もだいぶはけたのでじっくり見ていくことに。
ヘッドライトとかはイベントの際にこのように外付けバッテリーで電源供給するようです。
説明看板。かなり立派なのが作られました。
側面も含め、ナンバープレートは新造です。
真鍮部分は徹底的に磨きだされてますねぇ
区名札には静岡の時に刺さっていたやつがそのまま残されました。これも結構嬉しい。
静岡の時に個人的に結構腐食が気になってた場所の1つである運転室雨どい付近は板金とアルミテープ?で補修されていました。
運転室内。
静岡時代と変わらないきれいな状態です。一部ハンドルや計器は磨きだされて金色に光っています。
静岡時代はここに現役時代からのボイラー検査証が入っていたのですが盗難防止のためか抜かれています。
たぶん別途保管されているかと。
腐食の激しかった炭水車もこのようにきれいになりました。
運転室の座席もあらたにクッションとモケットが貼りなおされています。
全体として本当にきれいに補修&整備されててマジでびっくりしました。
キューロク館の方に行くとイルミネーションが点灯中。
この日はイルミネーションSLが走るためそれに花を添える形ですね。
真岡のイルミネーションSLは公園の静態保存機とかにありがちな冬場のイルミネーション装飾をなんと動態のC12でやってしまうなかなかにぶっ飛んだ企画。
飾るだけでなくそれで列車を牽いて走ってしまうわけですからすごいw
大鐵のトーマスと同じく、人によっては思うことのあるマニアもいるでしょうけど、やっぱりどこの鉄道会社も「ただSLを走らせるだけでは人は来ない」時代ということで個性的な企画をばんばん打ち出してるなぁと。
こういう個性は個人的には大歓迎。
そんなこんなしているうちにSLもおか号の回送が戻ってきました。
この回送列車も普通に客扱いしてます。
DE10+50系客車というこの列車もたぶんここでしか乗れない。
C11はぶらさがってるだけw
ホームに到着後普通列車をいかせます。
その後入換開始。イルミネーション仕様のC12にバトンタッチしてC11は入庫です。
ヘッドライトをつけた2台のSL。いやぁ良いですねぇ
時間も時間なのでこの辺で撤退。イルミネーションC12もちょっと見たかったけど仕方ない。
帰りはひたすら在来線で下って東京から新幹線。翌日仕事だしこれで帰らないと朝がきついのだ(
てなわけで静岡にトンボ帰りでしたw
改めてお会いした皆様おつかれさまでした!ありがとうございましたー
自分が物心ついたころ、鉄道に興味を持ったころから大井川鐵道のSLと並んで自分の身近にあった蒸気機関車。
自治体側による一方的な解体宣言からなんとか出来ないかと色々あって、解体がいったん凍結となったその中でお掃除会をきっかけに静岡にいる残りの期間の間でしたが整備のお手伝いをすることになり。
その後も本当に色々ありましたが、自分の鉄道好きのキッカケのこの機関車が解体を逃れ安住の地を見つけたことは素直に心の底から嬉しいです。
場所は遠くなってしまいましたが、また会いに行きたい。
静岡でこの機関車を見てきた1人として。
真岡の皆さん、D51146のことをよろしくお願いします。可愛がってやってくださいッ
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